仕向地としては欧州一般仕様です。ですのでフルパワーとなります。
ヘッドライト+ミラーウィンカー。ヘッドライトは前の2005年型はロービームが左側だったのですが、今は右側なんですね。仕向地の違いかと思いましたが、マレーシア仕様も同じの様です。
残念ながらミラーウィンカーのためミラーが簡単に外れません。サービスマニュアル通りにやるとしたらカウルを一つ外す必要があります(といってもボルト1本とリベット1つですが)。サーキット行くたびにやるのは大変(リベットがすぐ壊れそう)なのでちょっと辛い。
センターのラムエア取り込み口の上にポジションランプのLEDがあります。
また、よく見ると蓋の様なものがありますが、速度に応じてこの蓋が開閉するそうです。
オーリンズのステアリングダンパー。ステダン自体は前のモデルからついていますが、2013から電子式になっています。(ホンダは2004年からついているんですよね…)
キーをオンにすると調整しているのかギュルギュル音がします。前の愛車はこんなのついてないので効果のほどはよくわかりませんw
ちなみに、走っている途中でエンストするとステダンの警告灯がつきます。その際は一旦エンジンを止めて再起動すると消えます(マニュアルに記載あり)
よく話題に上がるバランスフリーフォークとブレンボ。サスに関しては街乗り程度なのでよくわかりません。ただ乗り心地がいいのと安定感があります。(前のバイクがへたってただけかもしれませんが)ブレンボはガツンと効く感じではなく握った分だけ効く感じですね。あと、ABS付きですが効くまでハードなブレーキングをしてないのでこちらも感じはわからず。
念のため純正エンジンスライダーをつけてあります。大きさも程よいのでそんなに目立ちません。ちなみに冷却水のパイプが写っていますが、途中で分岐しているのはオイルクーラーからの冷却水の合流。2005年型は別々でした。
ペダル周り。確か一つ前のJ/K型では位置を変えられたと思うのですが、このモデルからまた固定式になってます。個人的には違和感ないので何も問題ありません。
マフラー周り。欧州一般仕様なのでフルパワーとなり、サイレンサーもほぼストレート。まあまあな音がします。前の2005モデルはマレーシア仕様でかなり静かだったのでちょっとビビる。
メーター周り。動いているところを撮ればよかったんですが…。かっこいいですが、残念ながら視認性はよくないと思います…。2005もバータイプだったのでなれてしまいましたが…。強いて言えばバーの色がオレンジ色なので警告と間違えやすいのが気になります。視界にオレンジ色がはいってくると一瞬あれってなるので、できればUI設計的に警告関係の色と分けてほしかったなあ。川崎は飛行機も作っているのだからその辺のノウハウありそうなんですけどね…。
あと、最近の他社SSはみんなフル液晶なので若干古さが否めないですかね。
その他
ハザードは相変わらずついていません。サーキット向けなので使わないだろう!というカワサキらしさなんでしょうか。
その割になぜか燃料消費計(燃料計)とエコインジケーターがついてます。(考えようではレースの燃費を稼ぐのに使える?)
パワーモードなど各種設定は左側のボタンで行います。トラコンの設定だけは素早く変えられますが、その他の設定は一旦設定モードに入る必要があるので走行中はほぼ無理です。
足つき:当方160cmでチビの部類ですが、なぜか2005年型より足つきが良い気がします(実際両足のつま先が頑張れば着く)カタログ値では2005年型が825mm、2017年型は835mmなので上がっているはずなのですが…。ただ何かの雑誌で読んだところによると測定方法が変わっただけなので実はそんなに変わってないらしいです。(むしろシート周りがスリムになったので足つきが良くなったのかも)
気になる点
リアシートの下。何も入りません!書類すら入らないので車検証をポケットに入れています。みなさんどうしているんでしょうか…。あと、画像の様にハーネス(?)がベロンと出てました。これもカワサキらしさなんでしょうか。(あとでわかりましたが診断コネクタのケーブルの様なので押し込んでおきました)
リアのブレーキホースの取り回し。こんなに余ってるかんじで大丈夫なんでしょうか。(2005型はスイングアームに沿わせてあったのですが…)ホイールに当たりそうで怖い。ちなみに前後ともに純正でメッシュホースでした。
水温:この手のバイクは熱くなるのは当然なのですが、納車後すぐ首都高の渋滞にはまったらみるみる水温が上がってオーバーヒート寸前の115度まで行き、警告ランプが付きました。慌てて高速降りてオーバーヒートまではいかなかったのですがこんなもんなんでしょうか。(一応ファンは回っていました)前の2005年型は同じく熱くなるにせよある程度行くと上昇が止まっていた気がするのですが。走っている分には下がっていくので様子見しています。
リコール:ご存知の方も多いと思いますが、このモデル(2016〜2018)でミッションのリコールが出ています。残念ながら欧州一般仕様なのでマレーシア仕様と違い部品入手に時間がかかるらしくまだ対応できてません。とはいえ、結構雑誌とかでサーキットインプレなどしているのを見ると大丈夫な気がしますが…。(ちなみに買ったのは某全国チェーン店ですが、欧州仕様でもリコール自体は受けられる+保証付とのことでした)
基本的にサーキットが前提にあるバイクなのであまりインプレになってませんが、
早いとこサーキットで走ってみて感じを掴めたらと思います。